間宮祥太郎さんの凄さを話したい

間宮祥太郎、とのファーストコンタクトは「戦国鍋TV」である。



初登場は2012年。番組が再スタートして一発目に、彼は現れた。


戦国鍋は沢山のコーナーがあったが、その殆どに同じキャストが出演していたので何回か見ていれば「顔馴染み」の俳優さんが出てくる。が、再スタート後には出てくる俳優さんにも新しく、若い世代がドカンと増えた。

再スタート前にすでに出ていた俳優さんたちはまるで「先輩」のような感じになり、こちらもかなりフレッシュな気持ちになったものだ。

そんな中、人気コーナー「MUSIC TONIGHT」で、既に戦国鍋TVで数多の人気キャラクターを演じていた村井良大さんの二番手のような形で登場したのが間宮祥太郎さんであった。




彼は当時19歳。私の中では「新人さん」の認識だったけど、とにかく目を引いた。

まず、佇まいが不自然ではないのだ。

「新人さん」の中にはやはり滑舌が不明瞭だったり演技が不自然でベテランが達者な分浮いてしまうということが実際あったのだけど、間宮さ‥もう間宮くんって呼んでいい!?ごめん!敬称略!

間宮くんはそれがなかった。

「歴史上の有名人がアイドルグループとして歌い踊る」というコーナーなので、

他の出演者(歴史上の人物)と自分の役の関係性や史実を覆さない演技をしつつ、「音楽番組」の設定なのでアドリブも交えて軽快にトークしなければならない。

その設定に慣れている同コーナーに出演歴のある先輩たちと並んで彼は遜色なかったのだ。

だからこその二番手だったのだと今なら分かる。ただの新人ならばそれはあり得ない席順だったからだ。


そして彼の顔立ち!体の作り!これは間違いなく目を引いた。イケメンも、スタイルの良い人間もわんさかいた番組なんだけど、優劣ではなくて彼のそれはちょっと次元が違うものだった。あんなに頭に残る顔はないのに、手足が長くてタッパがあるのでその身体で踊られた日にはもう投げ銭するしかなくなっちゃうわけです。


自分の持っている武器を分かっていて、それを潔く惜しみなく客席に対してまっすぐに使うものだから人は彼から目が離せないのだ。


「この子は売れてしまう‥!」と思ってから、約8年。彼は全国ロードショーの映画に出まくり、ゴールデンのバラエティ番組にも当たり前のように出演し、朝ドラにも大河にも出演を果たした。

この状態を「売れた」と評してしまうのはやはり戦国鍋TVというローカル番組でアイドルを演じていた彼、少し年上の俳優さんたちに可愛がられてにこにこしていた10代の彼を‥知っているからで‥(母の顔)


だからこそ、なかなかちゃんと彼の出演作を観られていなかったのだけど(なんとなく役ではなくて”間宮くん”を見てしまう気がして)


帝一の國」をちゃんと観たら、素晴らしかったよ。


彼は自分のもともと持っている武器をきちんと生かしながら、着実に積み上げた演技と存在感でそこに居た。


帝一の國が予想以上に素晴らしかったので、この勢いで「ライチ⭐︎光クラブ」を観たいですね。間宮ジャイボ、楽しみすぎます。